F・ウェッブ&W・モリスの赤い家~アーツ・アンド・クラフツ(生活と芸術の統一)
イギリスの思想家、詩人、デザイナーであったウィリアム・モリスが、産業革命の結果、大量生産による安価で粗悪な製品が溢れたことに対する批判的な精神から、手仕事に帰り生活と芸術を統一することを主張した「アーツ・アンド・クラフト運動」の代表的住宅として有名な「赤い家(1859年)」こそは、デザイナーズ・ハウスのルーツかもしれません。設計はフィリップ・ウェッブ。
芸術と技術と生活を統合させ、作ることや芸術に囲まれて生活する喜びを取り戻そうとしたモリスの活動と思想は、ごく普通の住宅では満足できないデザイナーズマンション・ファンにとって、まさに精神のルーツです。
(Photo (c) by "Velala" from Wikimedia )
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