クールジャパンなデザイナーズ・ハウス 桂離宮~和製モダニズム建築のルーツ



ブルーノ・タウトが「泣きたくなるほど美しい」と絶賛した桂離宮。

装飾を排した簡素な建築美がモダニズム建築の造形美にも通じるとして評価されています。

(松琴亭内観 Photo (c) by "Wiii" from Wikimedia )

近年、「クール・ジャパン」という言葉で日本のアニメやデザインが世界的に再評価されつつありますが、デザイナーズ住宅でも世界に誇れる「クール・ジャパン」な作品です。

さて、この桂離宮の建築家は誰かとなると、よくわかりません。庭園については小堀遠州のようですが、建物の設計者は誰なんでしょうか。

ひとつひとつのパーツにも数多くの見所がありますが、これらで構成された桂離宮という庭園全体が一体感を持って一つの作品になっています。

ということで、庭園創始者の八条宮智仁親王ということにしておきましょう。

残念なのは、園内を見学するには平日のみでかつ1ヶ月以上前から予約が必要なこと。でもデザイナーズ・ファンなら一度は見ておきたいですね。

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